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勇気の授業01:菊野克紀「なりたい自分に成る」文字起こし

11/19(日)「勇気の授業03〜環境を変える勇気〜」。申込み締切りまであと7日(15日まで)となりました。
まだ参加を迷っている方のために、あえて今回は第一回目の勇気の授業で菊野克紀選手が話した「なりたい自分に成る」を文字でお届けします。
勇気の授業:菊野克紀

僕本当にこの勇気の授業って僕の人生にとってもそして格闘技界にとってもそして日本の未来にとってもすごく意味のあるものだと思っていますし、意味のあるものにしたいと思っています。
だから今日、皆さんが来てくれたこの勇気に本当に感謝したいです。ありがとうございます。

僕の趣味はマンガを読むことです。
当然僕もジャンプ、ドラゴンボールに憧れました。
強くて優しくて困ってる人を助けるカッコいい孫悟空に憧れました。
世界を救う孫悟空に憧れました。

なんで憧れたかって、僕が真逆だからです。
僕が泣き虫の弱虫のビビリなんです。
今も根っこは変わらないです。
僕は泣き虫の弱虫のビビリです。
だから、僕より強い人の前では自分の意見を言えずにビビる男でした。
逆に体は割りとたくましかったので、僕より弱い人には僕は強いんだって示したいから威張ったり、イジメたりホントクソみたいなクソガキでした。
カッコ悪いやつだったんです。

自分のことが嫌いでした。だから好きになりたかった。
ウオーって自分の中を探しました。俺何がしたいんだ。どうなりたいんだって必死に必死に探して見つかった答えは「孫悟空」でした。
孫悟空しかいなかったんですよ。
強くなりたいしかなかったんです。
菊野克紀
キュウレンジャーになるには練習しなきゃね。強くならなきゃね。ご飯いっぱい食べたり、運動したり、勉強もしなきゃいけない。人に優しくもしなきゃいけないね。
そういう自分のなりたいものに、なりたい自分に向かう作業って言うのはすごく苦しいですけど、でも絶対幸せです。
自分のことを絶対好きになります。
だからぜひね。なりたい自分にね向かって行ってね、すごい楽しいよ。

僕は3年前にUFCって言う世界最高峰の総合格闘技の舞台に挑戦しました。4戦目にケビンソーザって言うブラジル人と対戦しました。向き合った瞬間に「あっヤバイ」と思いました。もう行ける気がしないんです。
何も出来ない自分が居て、倒される自分が居て、気がついたら天井が見えてグニャグニャしてて。

本当に地獄でした。人生で一番地獄でした。
だから初めてなりたい自分になるのは無理なのかなと思いました。
僕はこうなりたいけど、もうこれ以上進めないのかなってものすごく不安になりました。
すっごく苦しかった。

でも、でも、なりたい自分になる。
本当にちょっとずつ、一歩踏み出せなかったですけど半歩。
なんとかこうまた前に進みだしました。

そして今年の1月3日ケビンソーザと再戦出来ることになりました。
あのビビッてた、怖かった何も出来なかった恐怖の自分を超えないとこれからの人生ずっとそれを背負っていくことになるんでね、絶対これを超えたかった。
だから谷川さんに無理を言って組んでもらってそして試合に望みました。

この試合の後、会場を出た時の空気が、世界が変わってましたね。
それまでの世界とパッと出た時の世界が変わってました。
本当に挑戦してよかったと思いますし、その前の段階で諦めなくてよかったなって。

それともう一つ僕には、沖縄拳法空手って言う5年前に出会った空手があって、才能に寄らない、ちゃんとこれをやったら強くなるよってものがあったのでそれがすごく大きかったなって思います。

僕にとっての勇気は「なりたい自分になること」。
なりたい自分に踏み出すことが僕にとっての勇気です。
なりたい自分に踏み出すと自分のことを好きになります。
自分のことを好きになると幸せになれます。
勇気出すと幸せになるんですね。

それこを僕、次140キロと戦います。
184センチ、140キロのジミー・アンブリッツってやつと戦います。
めっちゃ怖いですよ。当然怖いです。

でも、怖いのに挑戦する自分が好きなんですよね。
勇気出すと幸せになれると思うので、何でも勇気だして行きたいなと思います。



痛みを伴う格闘技。そして格闘家だからこそ伝えられることがキットあります。
現在進行形で悩み、モガキ、挑戦している格闘家の生の声を聞きにぜひご来場ください。

勇気の授業03〜環境を変える勇気〜開催情報

名称:勇気の授業03〜環境を変える勇気〜開催情報
日時:2017年11月19日(日)16:15開場/16:30開始
会場:フィジカルスペース (荻窪駅から徒歩1分)
参加選手:菊野克紀、関根シュレック秀樹、種市純也


申し込み締切りは残すところ後7日となりました。
開催情報・申し込みは→こちら(申し込み締切り11月15日(水))


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